今回は大阪堺市のタコス屋「TACO BITEZ」を営むGousuke Nishiさんに伺った、タトゥーについてのお話を綴っていきます。
中学生の時、友達に教えてもらったアメリカのポップ パンクバンド「Blink-182」のドラム「Travis Barker」のタトゥーを見て憧れをもっていたことがキッカケです。
18、19歳のときに二の腕に入れた自分の名前のタトゥーです。
親からは「親から貰った体にタトゥー入れて、、」とベタなことを言われましたが、「親から貰った体に親から貰った名前を入れました」と返答したらなんとなく納得してくれました。
タトゥーを入れ始めた20年前は、今みたいにガッツリタトゥーが入っている人がまだそんなにいなくてタトゥーに対しての偏見とかはめっちゃありました。
憧れていたアメリカ西海岸では、日本とは全然価値観が違くて、その辺のおばちゃんが「あなたのタトゥーめっちゃカッコいいね!」とか気軽に言ってくれてすごく良いなと思いましたね。
あまり拘りとかはないんですけど、その時に好きなものを入れています。
タトゥーを入れ始めてから20年以上経ちますけど、当時乗っていた車「キャデラック」や「飼っていたトカゲ」などその時に思っていたことが入っています。
彫っていただいた彫師さんもバラバラで好きなものは変わるので、その都度好きなものを入れています。
僕の好きな大阪森ノ宮にある「インド屋」のカレー屋さんのキャラクターです。
そのほかにもブルーギルというハズレの魚のタトゥーやLAのINKSLINGERS STUDIOの「Hi-Tone」というラッパー兼彫師に入れてもらった薔薇のタトゥー、「Bobby Serna」という彫師に入れてもらったの頭のスカル、アメ村の11号室の「ゆうくん」に入れてもらった首のメカバイオなどいっぱいあります。
そして僕がタコスを教えてもらったアメリカの友達「Mark」に入れてもらった太いラインの蛇もお気に入りです。
顔のタトゥーは10年前に亡くなってしまったLAの「Norm」に入れてもらいました。
古い人とかは嫌な顔をされたり、お子さんとかに親が見ちゃダメみたいな場面もめっちゃあります。
僕自身タトゥーに対して許してくれとかは全然思わないですけど、今もそうですし、これからも海外の人たちがたくさん訪日する中で、どう差別化していくのかなというのは日々思っていますし、もうちょっとタトゥーに対して優しい世の中になれば良いなと思います。
人に覚えてもらえます。1回会ったら大体覚えていてもらえて、良くも悪くも「刺青のあいつか」と言われることもありますし、その中でもタトゥーが入っていることで良く働く事もすごくあるので、そういう面ではすごく嬉しいですね。
お店を始めて2年ちょっと経ちました。お店の内装もアメリカ西海岸をイメージして作って、自分の好きなものも置いております。友達のタトゥーアーティストの作品やタトゥーにまつわるものが飾ってあったり、趣味の釣り道具の購入もできるようになってます。タトゥーが好きの人や釣りが好きの人、もちろんタコスが好きな人など様々な人の情報交換の場になっていて、様々な楽しみ方をしていただければと思います。
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