今回は大阪西区南堀江の美容師、松崎 海智さんに伺ったタトゥーについてのお話を綴っていきます。
学生時代にK-POPにハマっていて、BIGBANGのG-DRAGONのタトゥーがすげーカッコイイなと思っていたのと、バーバーショップの友達がタトゥーを入れているのを見てカッコよくて、俺も入れたいなと思ったのが最初の出会いです。
最初に入れたタトゥーは、肘裏の「MOBB」っていうタトゥーです。二十歳の自分の誕生日に入れました。
自分の中では二十歳っていう区切りのところで、親にも反対されましたけど、自分のターニングポイントだったなって感じですね。
見えにくい場所だったとはいえ、タトゥーが入ったということが自分の感覚的には、ある意味「腹を括る」ような感覚で、タトゥーを出せる仕事で、上手くお金を稼いでいきたいなという思いはありましたね。
タトゥーを入れることで、自信が沸くような捉え方をしていて、お客さんとの接客としての会話にも繋がることが多いので、パフォーマンスの一つとして入れているのもありますね。
K-POPに「MOBB」っていう、ユニットのクルーがありまして、そのクルーの名前からとったのと、スラングで「MOBB」という言葉の意味が「誰とも代わらない、特徴的じゃない人達」や「群れる」という色々な意味に中で、僕自身、結構一人が嫌なタイプなのでそういうところで自分に合っているなと。
そしてタトゥーを入れていく中で、周りの人と見た目は違えど「みんな一緒だよ」というようなところで、3つくらいの意味がありますね。
1番は僕が考えた陰陽のマークのデザインですかね。陰と陽って反対の性質を持っている。例えば暗いと明るいとか性格が良い、悪いみたいな反対の性質を持っているっていう意味が僕はすごく気に入っている感覚です。
このデザインのカラスは叡智の象徴、賢い象徴とも言われているけど「死の象徴」とも言われていて、鳩は「平和の象徴」。その2つが反対の性質っていうところでこのデザインを考えました。これが一番僕が考えて入れたデザインだと思います。
まあこのデザインの意味をまとめると「完璧な人はいないよ」っていう感じですね。
タトゥーの一生消えないっていうことに関しては、未来のことってやっぱりわからないんで、今後後悔することも、もしかしたら出てくるかもしれないですけど、その中でもなるべく後悔しないように生きていきたいし、先のことを考えて、後悔するかもしれないっていう中で、今自分がしたいことが出来ないっていうのは僕はちょっと嫌だったので、先の後悔よりも、今自分がしたいことの方が優先度的には高いですね。
僕が思うタトゥーの良さは、自己表現じゃないかなって思います。最近思うのは世の中でタトゥーを入れる若い人が増えているなっていうのはあって、その人が後悔を今後するかどうかは置いておいて、世の中的にも若い子がタトゥーを入れれるようになっていることは僕は素敵だと思いますね。
そしてもっと日本人はオープンになっていかないといけないと思うし、コンプレックスがあったけどタトゥーを入れて、自分の体が好きになった人がいたり、自分の自己表現ができるようになった人だったりとかを僕も少なからず見てきているので、そこはタトゥーを入れることの良いことろかなって思いますね。
タトゥーが入っている人って良い意味でも悪い意味でも普通じゃない人で、強い思いがあったり、自分自身を優先している人たちで、僕自身そういう人たちが好きですし、その人たちのことを知りたいと思う人間なので、普段聞けない、周りに居ないような人の話を聞ける素敵なチャンネルだと思います。
↓DOTT掲載の動画でもご覧いただけます。
-kaichi_matsuzaki_-
※「DOTT Tattoo Media」では、インタビューを受けて頂ける方を募集しています。氏名、年齢、お住まい、ご職業、自身のタトゥーのことを簡単に明記の上、お問い合わせ下さい。洋彫り・和彫り、タトゥーの数や種類は問いません。お気軽にお問い合わせ下さい。