タトゥーのスタイルは年々増加しており、和彫りや洋彫り、水彩、アニメなどタトゥーの幅は様々なのはご承知の通りだと思います。またサイズも、ワンポイントでファッションとして取り入れる人から、全身にタトゥーを入れる愛好家など様々ですが、今回ご紹介したいスタイルは…「ブラックアウトタトゥー」です。
ブラックワークタトゥーは、トライバルタトゥーを起源とした、黒色のインクのみで描かれたタトゥーのデザインを総称したものです。文字通り、黒で作業をするという英語表記からどのような仕上がりになるかは想像しやすいでしょう。
似通った手法で黒の濃淡によって描かれることが多い、ブラック&グレイの薄墨に対して、黒色が持つその濃度自体で表現されるものをブラックワークと言います。その中で、黒塗りの面積が大きく塗りつぶされているようなデザインを総して「ブラックアウト」と呼びます。
主に、腕周りやスリーブにブラックアウトのデザインを施したものが、「ブラックアーム」、全身に入れたものが「ブラックスーツ」と呼ばれ、世界中の愛好家やタトゥーアーティストに広く受け入れられています。
元はトライバルのような、部族などで入れられるものに由来し、黒しか使用できる色が無く、他に手段がなかったことからこのようなデザインが生まれたそうです。
塗りつぶしは、元々あったタトゥーのデザインを変えたいがために、カバーアップのように、消すことを目的として使用されることが多かったですが、今は完全な塗りつぶしを、革新的なデザインとして取り入れる人が多いようです。
タトゥーに未だ偏見があるように、タトゥーを既に入れている人でさえも、これらをデザインとして受け入れがたい人も中にはいるかもしれません。
しかし、全ての色を混ぜると黒になるように、ブラックカラーの中でも数百種類あると言われています。青みがかった黒、緑みのある黒、青みのある黒…さらに黒は質感が豊で、深淵の黒から艶感のある黒まで様々です。
これを機に是非、ブラックアウトの魅力に浸かってみてはいかがでしょうか!?
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